わたしかしわしみん

柏市議会、柏市政の観察記録

R4①無所属・内田センセ(柏市第5次総合計画変更の必要性について)

内田センセの一般質問です。

 

子ども食堂であったり、柏駅西口再開発など、様々ご質問ですが、今回は、柏市第5次総合計画について。

 

センセの第1問、第5次総合計画について、市長が変わったのだから、変更するべきではないでしょうか、また、同計画の後期基本計画経営政略戦略方針は変更しないのでしょうか?とご質問。

(きわめてシンプルなご質問。柏清風の代表質問、古川センセも同じことを聞いていました)

 

これに対して、太田市長、現在の第5次総合計画基本構想および後期基本計画にあたる柏市経営戦略方針は、市議会、市民とのワークショップ、総合計画審議会での議論など、様々な意見やプロセスを踏まえたうえで作成された計画であると。

(要は、めっちゃ大変な思いして作ったもんですと)

第五次総合計画基本構想において、今後10年を見据えた柏市の重点課題として、少子高齢化による社会や財政への影響、社会の多様化のなかで、柏市の街の魅力や求心力が低下しているという課題認識は、自分の考え方と共通していますと。

 

第五次総合計画の前期基本計画では、計画期間の5年間において特に重点的に実施する事業等を計画の策定時に位置づけていたけど、昨年度策定した後期基本計画は、具体的な事業等を位置づけず、今後の行政運営において必要とされる視点や思考のあり方などに特化した内容となっていると。

(まあ、抽象的なことしか書いてないから、やりたい政策をできないってことはないんじゃないかってことですかね。)

このようなことから、第五次総合計画基本構想および同計画後期基本計画について改定や変更することは現時点で考えてないが、具体的な各年度の取り組みとして、特に重点的に実施して行く政策については、新たに。行財政運営方針を取りまとめたいと。

(ふむふむ。行財政運営方針は要チェックですね。)

これを受けて、内田センセの第2問、第五次総合計画について市長は変更する考えはないとのことだが、市長が交代して政策が大きく変化したので、選挙公約を行政の長として具現化して行くためには、この基本構想や計画に書き込んでいく必要があると思いますと。そういう意味から、計画の変更や改定が必要ではないですかと、再度ご質問。

 

これに対して、市長、行財政運営方針を策定して行く予定なので、そちらの方にで具現化して行きたいと考えていますと、ご答弁。

 

(最初ですね、この答弁聞いたとき、ワタシは太田市長のお答えにそんなに違和感なかったのですよ。確かに、すごい大変な計画なので、新たに作るのも変えるのも、相当大変なのだろうと。職員の皆さんお忙しいですし、とてもそんな余力ないだろうということも推察いたします。何より、市長の政策は現行の計画のもとでも遂行可能なのだと。なるほどなるほど、それならいいじゃないかと最初は思いました)

 

(時間をおいて、改めて考えたときに、違和感というか、ちょっとモヤっとしたことが浮かびあがりまして。)

 

(1点目に、まずそもそも、市長が変わって、政策も大きく変わったと市議会で盛んに言われている訳です。それだけ実態が変わっていながら、その根本にあるべき計画を変える必要がないということであれば、そもそもその計画って意味あるの?ってことなんですよ。そうすると、①前市長の体制がよほど酷くて計画をまともに実行していなかった、もしくは、②大変なコストをかけて作った計画だったけど穴だらけで実はあまり意味ない ってことになりはしませんかね、と思ったりしてしまうんですけど、考えすぎでしょうか。)

 

(2点目に、もし現行の計画を変えずに、新たに行財政運営方針を作りますから、政策はそこに盛り込むことができるということだとすると、その行財政運営方針に書かれていないことは、前市長の方針をある程度引き継ぐってことなんですかね?そうだとすると、また少し懸念がありまして。ワタシ、前市長の体制の影響かどうか知らんですけど、気にかかっている柏市行政の体質があるんですが、、、、

①当事者意識が欠如している(コンサル、民間事業者依存)ように見える行財政運営

柏市職員さんのモチベーション、働きやすさ、繁忙度

 

①と②について、ワタシの考えはまた別途記事にしたいのですが、①と②を改善するのに基本計画は邪魔にならないですかね。行政運営における効率性の追求!とか前面に出てると、なかなか取り組みにくいところだったりするので。。)

 

(なお、第5次基本計画の策定も、たぶん外部のコンサルに発注してるんですよね。。。まあ、このへんはまたの機会)

 

ではノシ