わたしかしわしみん

柏市議会、柏市政の観察記録

みらい民主かしわ・鈴木センセ(学校給食食べ残し問題・大津ヶ丘中央公園市民プール・12/10日)

12/10日、みらい民主かしわ鈴木センセのご質問。

ワタシが興味を引かれたのは、給食センターと市民プールにかかるやり取り。

 

①学校給食の食べ残し問題

センセ、学校給食について、給食センター方式の学校における給食の食べ残しが、自校方式採用の学校における食べ残しよりも、明らかに多くなっている点をグラフを用いてご指摘。以前も指摘したこの問題について、給食センター方式の学校においては盛り付け見本がないことが背景であるとの調査結果が明らかになったと。その後の改善状況についてご質問されています。

 

学校教育部理事、様々な対応例を紹介しています。

(更問は短かったので省略します。センセ曰く、このグラフを使うのは3回目だと仰っていましたが、ワタシは初めて拝見しましたので、大変興味深く拝見したところです。)

(ワタシは、給食センター方式の学校だったので、食べ残しが多いことは感覚的にわかります。確かに、人気のメニューでない限り、いつも食かんの中にはたくさんの食べ残しがありました。)

(ただ、その背景が、盛り付け見本がないってーのは、本当にそうかな?って感じがしますが。だいたい、給食って生徒が当番で配膳やりますよね?いくら盛り付け見本があったところで、やんちゃ盛りの小学生が見本通りクラスのみんなの量を等分に盛り付けられますかってこともありますし、仮に盛り付けられたところで、給食終了の時間にたくさん残飯として戻ってくるだけなんではないでしょうか。つまりですね、生徒によっては独自の判断で盛り付けを少なくしてもらったり、そもそも特定のおかずを取らないでスルーしてることがしょっちゅうあるはずで、そういう生徒に定量を渡したとことで、食べる気がないので戻ってくるだけだと思うのです。)

(ワタシが興味を覚えたのは、自校方式だと食べ残しが少ない、という事実です。これはワタシの体験していないので、率直に驚きました。方式が何であろうが、1クラス数十人いれば、色々なi子どもがいるので、食べ残しにこれだけ明確な差があるのであれば、両方式の違いによるもので説明できる可能性が高そうだと思ったからです。)

(で、ちょっとgoogle先生に自校方式と給食センター方式のメリデメを聞いてみたところ、どうも両方式で食べ残しに差が出そうな違いとしては。。。味(提供温度を含む)」しかないのではと思ったのですがいかがでしょうか。というのも、自校方式でも配膳は生徒がやってるっぽいですし、たぶん給食の時間にも差がなさそうですし、そしたら単に温かくておいしいご飯のほうがみんな食べるよねってことでしかないんではないかと。)

(ワタシは悪食なので、給食センター方式の、べちゃべちゃで冷めた焼きそばやスパゲッティもおいしくいただきましたが、同じ市内で、住んでる地域だけで給食に差が出るってーのは、子どもが不憫ですし、食べ残し少ないなら今さかんに言われているSDGsの観点からも、自校方式1本にするのも1案かと思いますがどーでしょうか。)

(ただですね、プールの問題もそうなんですが、なんでもかんでもお金がかかるもんですし、柏市の財政は恵まれているけど豊かではないので、また給食センターってまだ減価償却進んでないんですかね?とかで難しいってことですかね。。。そのうち財政についてはきちっとまとめますから。)

 

②大津ヶ丘中央公園市民プール

 

センセ、事案を資料で簡単にご説明。以下の経緯が記載されていました。

 

2017年7-9月 通常営業(4,413人利用)

2017年12月 水漏れ発覚(プールいっぱいの水が数センチに)

2018年2~3月に「排水管から漏水」と断定。修繕に1,500万円。

2020年3月 漏水改修工事に多額の費用がかかることなどからプール廃止を決定。

2020年6月 議会で漏水調査に疑問を提示

2020年10月 排水口入口に1cmの穴があったことが発表。翌日に漏水調査会社が修繕したと回答。

 

(たぶんこれは屋外プールでしょうから、7月はまあ梅雨明けの海の日くらいからよく使われると考え、9月は新学期始まるうえ、日本人は9月になると水泳の気運がめっきり減ることを考えると、実働はせいぜい8週。すると1週あたり550人、1日あたり80人利用されている感じですかね。それなりに使われていた感じだと思います。)

(経緯は、色々端折っているの仕方ないとは思いますが、水漏れしたくらいでプール全体の廃止を決定するってのが判断としてどんなものなんでしょうか、というのが第一印象。修繕に1,500万円かけるほどの価値がないという判断になる訳ですが、そもそも市内の市民プールの数が他の中核市対比十分でない状況下において廃止の判断を下すことには相当の検討を重ねたはずなので、ぜひご説明を伺いたいのですが)

 

これを踏まえ、このプールについて、市民側で独自に調査をさせてくれませんか、とご要望。また、新たな技術を使えば、もっと安い価格で修繕できますよとご提案。

 

これに対して街づくり推進部長、漏水調査の再調査の必要はないとご答弁。また、議員提案の修繕によるプールの存続については、まずは「公共施設全般に関する将来的な考え方や、計画の詳細を、市長にしっかりお伝えをしたうえで、あらためて判断を仰いでまいります」とご答弁。

 

(この括弧部分は発言ママですが、重要ですね。どうやら柏市事務方としてプールだけでない公共施設全般に関する考えがあるとな。ワタシもぜひそのお考え拝聴いたしたいのですが。)

 

センセ、更問で、調査をやらしてほしいと再度ご要望。

 

地域づくり推進部長、何度となく同じお答えをして申し訳ございませんがと前置きしたうえで、もう漏水発覚から3年以上経過しており、経年劣化が進んでいるから、漏水がより酷くなっていることがわかるだけで意味がないでしょうと、また、市の設備について、市民が独自に調査を行うことを想定した決まりが地方自治法にもないんですと。

 

これに対して鈴木センセ、私たちは納得したいだけなんだと、壊れていることが確認できればそれでいいんですと。そんなに拒まれると、本当は壊れてないんではないかと疑いたくなってしまいますよ、やらせてくれてもいいじゃないと再度ご要望。

 

地域づくり推進部長、漏水があった事実についてはご理解ご納得いただけるものと思うところ、水が漏れていることを独自調査することで納得がいくというセンセのお考えはよくわかりませんと、打ち返し。

 

センセ、水が漏れているんであれば、最近の技術を使えば、1,500万円の半額程度で工事できるという見方もありますと。ぜひご検討くださいとご要望で終了。

 

(まあ何ですな、このプール漏水が発覚して、とくに修繕せずに、その2年後に廃止決定した訳ですが。調査も意思決定も、もっと色々早くできないもんなんですかねえ、、、)

 

(何はともあれ、お金がかかりますと。小さいものから大きなものまでなかなか実現ができない柏市政の印象を現時点では持っている訳ですが、その根源は柏市の財政運営にあるのではないか、との思いを持つに至っています。てなわけで柏市の財政運営については一度まとめて記事を書く思いを強めるのでした。)

 

ではノシ