わたしかしわしみん

柏市議会、柏市政の観察記録

柏清風・阿比留センセ・中学校歴史教科書採択・重要なご指摘をなさっています(12/8日)

柏清風の阿比留センセのご質問。

大きなトピックとして、3点ご質問ですが、その内の1つ、中学校の歴史教科書採択にかかる質疑を取り上げます。

 

ご質問は、令和3年度においては、新たに発行された教科書があったので、採択を見直して教科書を変更しても構わないという通知が文科省から出ていたと、本市においての取り扱いをご教示くださいと。

 

これに対して学校教育部長、センセご指摘の事情があったので、協議会で(東葛飾東部採択地区協議会)採択替えを検討するための調査検討を行うことになったと。結果としては、今年度採択した教科書を採択し、今年度、来年度と同じ教科書を使いますとご答弁。

(ふむふむ)

 

これに対して、阿比留センセ、本年5月の東部採択地区協議会の議事録をみると、開催市の教育長、鎌ヶ谷市の教育長だと思うが、その教育長が、西部採択地区と整合を図りながら採択事務を進めていると発言されているが、この発言の意味を出席者としてどう受け止めているのか、これは西部採択地区の影響を受けるという趣旨か、とお尋ね。

 

これに対して、教育長、確かに鎌ヶ谷市の教育長がそうした発言をしたと記憶している。これは、もともと一つだった東葛地区を西部と東部に分けてから50年たつけれども、もともと一つだったので、色々連携をとりあって行っており、こうした状況を指してのご発言と理解しているとご回答。

(なるほど)

 

阿比留センセ、西部地区の採択を気にする必要はなく、東部地区として採択をするものと理解したとご発言。そのうえで、採択の基準をみると、教科書の記載内容の比較の視点にかかる基準がないことをご指摘。件の文科省の通知には、新たに発行された教科書について採択替えを検討するための調査研究を行うことが記載されているが、柏市としてはどのような調査研究を行ったのか、また、どのように判断したのか教えてくださいと。

(気になりますね)

 

これに対する学校教育部長のご答弁、子どもたちの学びの観点から議論がなされたと理解してます的なご答弁。

(????質問のお答えになっていないばかりが、内容が意味不明でした)

 

阿比留センセ、今年度は何が決め手になって、今使ってる教科書を使い続けることになったのか、とご質問。

(聞きたいことはその前のご質問と変わっていないわけですが、学校教育部長のご答弁が意味不明だったので、よりシンプルなご質問の仕方に変えた感じですな)

 

これに対する学校教育部長、調査員の中には今使っている教科書を使って授業をしている方がいて、現行の教科書に特段問題がない趣旨の発表がなされ、それを委員が聞いたと認識しているとご答弁。

(おいおいまじかwww)

 

阿比留センセ、「今やっていることが問題ないから継続するという考え方は理解できませんが、その評価は定量的になされているんでしょうか」

(このご指摘、極めて重要なご指摘だと思います。もう一度書きます。阿比留センセのこのご指摘はスーパーウルトラ重要だとワタシは思います。その心は後ほど)

 

これに対して学校教育部長、「定量的ではございません」

(だろうな)

 

国の学習指導要領の歴史分野の目標として、我が国への歴史に対する愛情などを深め云々と書いてあるが、この目標が教科書採択手順にどのように反映されているのか、とご質問。

 

これに対する学校教育部長の答弁は、全く答えになっていないので省略。

 

阿比留センセ、学校教育部長の答えには全くリアクションなし。曰く、さっきも述べた、この教科書の採択基準には、記載内容が学術的に正しいのか、有力な学説に基づいているのかという視点が欠落していると改めてご指摘。記載内容を学説に照らして評価することは調査官の得意とするところだから、是非、記載内容を比較して定量的に調査して、柏市内の学生に学んでもらいたい内容の教科書になるよう改善をご要望。

 

これに対する学校教育部長、(しどろもどろでよくわかりませんが、)県の方針との関係もあるので今できるできないを答えられないというようなことを答弁。

(そういうこと聞いてるんではないでしょうよ)

 

阿比留センセ、質問は、記載内容をきちんと比較するプロセスを入れてもらえないかってことなんですがと、再度ご質問。

 

学校教育部長、ですから県のほうにもそうした基準がないので、県の教育委員会と協議したい旨ご答弁。

(さっき、他の地区の判断は関係ない、という前提をセンセが確認しただろうが怒)

 

阿比留センセ、これに対してはやや語気を強めて、東部地区で教科書採択を決める意味についてよく考えてほしい旨のご説教。県が~とか、他の地区が~とか言うんだったら、例えば千葉市が採択したものをそのまま使えばいいわけで、自分らで決める意味ないじゃないかと。ここで本件の質疑は終了。

 

(申し上げたいことが2点あります。ほんとはもっとありますが、2点で我慢します)

(1点目、ワタシ、今回のやり取りを聞いて柏市の教育行政に強い不安を感じました。少なくとも今回の答弁からうかがわれる柏市教育行政の姿を例えると、一日中仕事をせずにソファでゴロゴロして、ポテチを食べながらテレビを見ている、ダメ人間ですね。そこに他の人がやってきて、こうしたらもっとよくなるよと建設的なアドバイスをくれているにもかかわらず、「えー、めんどい、何も問題おきてないじゃん、他にもぐうたらしている人いるじゃない」とほざいて、結局何もしない。)

(阿比留センセおっしゃいました、「今やっていることが問題ないから継続するという考え方は理解できません」と。本当に、ありとあらゆることで、「今やっていることが問題ないから継続する」という意思決定がなされている気がしてなりません。そうだとするとですよ、例えば、子どもたちのいじめの問題を積極的に改善していくことが期待できるでしょうか?教育とか、医療とかは、問題が起きてから動くのでは遅すぎるんですよ。人の未来が、命がかかっているという自覚をもってお仕事してほしいです。)

 

(2点目、柏市議会ってやっぱりちょっと緊張感がないですよね、ということ。前も少しそう思ったことがありましたが、今回またその思いを強めました。今回の質疑、正直、学校教育部長がまともな答弁できていない訳です。事前通告あったんですよね?どういうことなんでしょう。)

(阿比留センセは、トピック3つで、それぞれについてきっちりやり取り型で質疑をなさっています。答弁はとんちんかんですが。僭越ながら、本来の議会の質疑はこうあるべきと思います。これと対照的なのは、第1問で、テーマ数を欲張り、質問をたくさん並べ、何十分もだらだら質問を続けるセンセ。そしてまたこの質問が、単なる現状の確認だったり、細かい字事実の確認だったり。これに対して代わる代わるいろんな部局の長が答弁して、更問の時間は然程残らない。これでは現状の問題点が何か、どういう改善点が考えられているのか、深いレベルまではわからないのです。ただ、こういう質問は、答える方としては楽でしょう。こういう質疑は茶番です。柏市は、こういう茶番質疑に慣れ切っちゃってるんでしょうか。今回の学校教育部長の答弁の様子を見ているとそのくらいのことを思ってしまう訳です。今回のような答弁は、国会であれば紛糾して質疑が止まるレベルのように思いますが。阿比留センセも、あーはいはい、またあんたらまともに答え用意してないのね、って感じの諦めムードを感じたのは私の考えすぎでしょうか。はあ。。。)

 

ではノシ