わたしかしわしみん

柏市議会、柏市政の観察記録

柏市行財政運営における脱コンサル要望、柏市HPの一部改善要望

当ブログの趣旨を踏まえると、休会中は書くネタが少なくなりますが、先日自分に対して課した宿題を消化したいと思いまして。

 

それは、以下の記事において、柏市の行財政運営の体質として気になる点を別途記事にすると放言しておるやつですね。

mtsukah22.hatenablog.com

 

気になる点というのは、以下の二点です。

 

①当事者意識が欠如している(コンサル、民間事業者依存)ように見える行財政運営

柏市職員さんのモチベーション、働きやすさ、繁忙度

 

①も②も、恐らく柏市に限った問題ではないと思います。多かれ少なかれ、全国自治体に共通する課題であると思います。しかし、ちょっと調べているうちに、とりわけ①について、他の自治体と比べてどうかはともかく、常識的にこれは改善すべきではないか、、、という事案がちらほらありまして。ですので、以下ではその事案に少し触れつつ、最後にワタクシいち市民としての思いを述べて参りたいと思います。

 

なお、取り上げる事案はいずれも、過去の事案(前市長時代)です。

 

1.柏市第五次総合計画について

先の定例会でも話題に上がっておりました「柏市第五次総合計画」についてです。

www.city.kashiwa.lg.jp

 

本計画は、柏市の運営に関する基本計画であり、例えば、柏市経営資源の活用方針などが示されており、大変重要な計画であると理解しております。

まあ、この計画の内容についても少し気になる点があるのですが、本日は内容ではなく、その策定プロセスについて。

―― なお、太田市長はこの計画を変える予定はないと明言されています。

 

策定プロセスは、ざっくり以下(計画の中にも策定過程がまとまっています。)

①総合計画審議会にて策定方針の議論

②市民ワークショップ

③総合計画審議会にて計画案の議論

④市民へのアンケート調査

⑤総合計画審議会にて計画案の確認

⑥計画案について、パブリックコメントの実施

⑦計画最終案の決定

 

随所に市民との接点が確保されていて、その意味ではプロセスに問題はないように思います。ただですね、例えばワークショップなりパブリックコメントなりにおける「一市民」の意見によって計画に変更が生じることは多くないというのが一般的だと思います。たいていは、原案の趣旨を説明し理解を得る、または、「貴重な意見として受け賜わります」という対応になります。アンケートでまとまった意見が出た場合には反映せざるを得ないかもしれませんが。

つまり、計画策定における市民とのコミュニケーションプロセスは、計画の具体的内容を検討するために用意されているというよりも、計画原案をベースに目線を擦り合わせていく、そうすることで計画の正当性を確保していくためのプロセスであると考えています。そうすると、計画策定は、原案を策定した時点で大半が終わっているということです。

―― これはワタシの経験に基づく理解であり、議論がありうる点だとは思いますが。

こうした理解を前提にすると、この原案の作成が極めて重要な意味を持つ訳です。当然、市民のワタクシとしては原案の策定は柏市役所の方々が頑張ってくれているんだろうと思っていたのですが、これが思いっきり外部委託されています。

www.city.kashiwa.lg.jp

東京に本社を構えるコーエイリサーチ&コンサルティング社に1,200万円で発注しております。

―― 入札情報を以下から確認しています。

www.city.kashiwa.lg.jp

 

一般に、専門性が必要だとか、外部の目線が必要だとかの理屈でコンサルに発注がなされる訳ですが、ワタクシはこの点については大変不満です。

まずですね、柏市の基本計画を策定するのに、どの程度の専門性を要するっていうのでしょうか。基本計画ですので、誰が読んでも理解できるわかりやすいものであるべきですから、特定の領域に関する高度な知識、ノウハウが必要とは思いません。柏市の基本計画に必要な専門性があるとしたら、それは例えば柏市の地域特性であったり、現状の課題に対する認識などであると思うわけです。で、その専門家はだれかといえば、外ならぬ柏市長、柏市議会センセ、柏市役所の職員のみなさんなんではないでしょうか。

そういう理想像を前提にすると、仮にこのリサーチ何たらという会社がいかに優秀であっても、原案を役所に提出したあと、柏市の専門家たる市役所職員の皆さんの赤ペン先生で真っ赤っかになってしかるべきということで、何のために1,200万も払ったんだ、ということになっちゃうわけです。

本来は、ちゃんと役所内部で議論をして素案を作り、この素案に対して第三者の目線を入れる程度にコンサル活用はアリだと思うのですが、公表資料見る限りは、ほとんど丸投げして、その後上がってきた計画を、ごく少数の関係者(企画課とか財政課、役所幹部)で手直ししているのが実態なんではないでしょうか。。。完全にワタシの推測ですが。

 

こういうお仕事しているとですよ、発注先のコンサル会社選定手続きにかかるあれこれを役所の若手とかがやらされてると思うんですが、せっかく柏市のために働きたい!と思って入ってくれても、肝心の計画本丸には大して触れられず、しょーもない手続きばっかだとモチベーション下がりませんかねえ。。。忙しすぎて、外部発注しないとできないということであれば、本末転倒ではないでしょうかねぇ。。。

 

2.北柏駅前開発について

こちらは、あんまり書きすぎると、批判的になりすぎるように思いますので、ごく簡単に申し上げたいことだけ。

 

今月に北柏駅前の開発に関して、最優秀の事業所提案が柏市HPでUPされておりました。

www.city.kashiwa.lg.jp

 

まあ、今後この最優秀事業者(大和ハウスリアルティマネジメント)と契約を結ぶのだと思うのですが。

 

ワタシが違和感を感じているのはですね、この事業者を選定する前にあったプロセスです。ワタシの理解が十分でない可能性が高いのですが、ざっくり申し上げると、この北柏駅前の一体的土地活用事業の検討をするための事業者を選定しているのですよ。

ネットに落ちていた記事の一部を引用しますね。

2017年5月9日5面日刊建設工業新聞

千葉県柏市は8日、「北柏駅北口地区における民間事業者を活用した施設整備等に係る実現可能性調査業務委託」の委託先を決める公募型プロポーザルを公告した。市有地を含む最大約1・5ヘクタールの街区を有効活用し、にぎわいある街づくりにつなげることが狙い。

(中略)

委託する業務では、地元権利者との勉強会の開催や、外部環境調査などを行うとともに、民間事業者が参画しやすい事業スキームを検討する。候補者となるような民間事業者や、投融資を検討する金融機関などへのヒアリングも行う。(引用終わり)

 

誤解を恐れずいうとですよ、開発事業を行う事業者を選定するためのコンサル先を委託するということですね。それだけで意味が不明なんですが、、、その選定先がですね、、

 

野村證券。。。。

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出所:柏市入札情報

いや、彼ら証券会社ですよ。同じグループの野村総研であればわかるんですが、野村證券にまちづくりのノウハウを期待するなど、肉屋にいって魚を注文するくらいお門違いのように思うのですが。

そもそもですよ、証券会社の彼らが、まちづくりのプロポーザル案件など気にしているものですかね。同社には公共法人部門があるので、自治体と接点があることはあるのですが、、、、。

―― 柏ロータリークラブの会員名簿に野村證券柏支店の支店長のお名前があり、名誉会員は前柏市長ですから、まさか(以下、自主規制)

結局、4年くらいですかね、野村さんとの契約は更新されておりまして、結構な金額をお支払いしています。金額に見合うお仕事だったのかも正直わかりません。

まあ過去のことをあまりぎゃあぎゃあ言っても仕方ない訳ですが、少なくとも、業者が業者を呼ぶみたいな構造は、効率的でないように思いますから、是非そのあり方を考えていただきたいものです。

 

なおですね、本件について業者選定の模様を見ようとHPを探っていたんですけど、現行HPでは見れないんですよ。

プロポーザル結果については年度毎に分類されてHPで公表されているのですが、平成29年度から令和元年(平成31年度)の3年間だけ丸められているうえに、この3年間のプロポーザル結果は8件のみになっているんですよ。

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(出所)柏市HPの画面から筆者作成

国立国会図書館の保存ページで、旧ホームページを見るとちゃんと公表されているのですが(それでも、選定委員会開催状況は、見れません)。例えば平成29年度分については19件の結果が公表されています。

平成29年度 | 柏市役所 (ndl.go.jp)

 

恐らく、何かの手違いでこうなってしまっているということだと思いますが、柏市のHPが市民に疑念を抱かせるような見せ方になっていることは遺憾です。きちっとすべて見れるよう改善をお願いします。

 

ではノシ

 

R4①定例会閉会(議案採決、柏市役所再編に関する附帯決議への見方、柏清風猛省のススメ)

昨日、3/22日に柏市議会令和4年度第1回定例会が閉会となりました。

結論としては、提出された議案はすべて可決となりました。議案の中には太田新市長の政策を反映しているものもあったので、結果としては、新体制下での新年度を順調に迎えることができるということで。ただ、そこに至るまでのプロセスでは、会派あるいはセンセ毎に、太田新市長との距離感というか、新体制へのスタンスの違いというのが見えたのが、今定例会の個人的な収穫です。

まわりくどい言い方をせずに申し上げると、柏清風(自民党系の会派)は太田市長下の新体制に大変ご不満でいらっしゃる様子が随所にうかがわれたのが今定例会のハイライトの1つだと思います。

柏清風に所属しているみなさんが本当に同様にそうtなのか、と問われるとよくわからないですが、少なくとも、ご不満を感じている柏清風のセンセ方の言い振り(我が会派としては~とか、柏清風としては~とか)からすると、市民目線としては柏清風のセンセ方はとりあえず太田新体制にはやや批判的と捉えざるを得ません。

以上のことは、今定例会における議案1(市役所体制の再編)が可決に至るまでの顛末に象徴されています。以下、ちょーざっくり、その顛末をまとめます。すべてワタシの主観です。特に、括弧内はワタシの感想100%です。正式には議事録をご覧ください。

 

1.代表質問、一般質問

まずこの議案については、定例会の序盤において、柏清風の古川センセが代表質問において、大胆な組織再編を拙速に進めているとして批判的な見方を示されています。会派を代表して行う質問ですから、柏清風全体として本件は慎重に議論しないといけないという態度を表明されたことを意味します。

その後の一般質問でも、例えば柏清風の円谷センセが本件についてはっきりと「反対」と明言されていました。

(この時点でですね、もしかすると、この議案1は廃案になってしまうんではないか、とワタシ思ったのですよ。というのは、柏清風は柏市議会の最大会派でありますので、少し根回しして例えば公明党のセンセ方を巻き込めば、採決のときに過半数の反対→否決を作り出せる訳です。これは本件の審議を所管する総務委員会でも同じことです。)

(しかし、こうした手段を取ることは政治的にはかなり大きな意味を持ちます。なんせ、太田市長は先の選挙で市民の信認のもとで当選を果たしている訳ですから、その市長の思いがのった議案に反対するとなれば、それは太田市長に投票した市民に挑戦する訳ですから、場合によっては政治生命がリスクにさらされます。ですので反対するのであれば、それなりの根拠と覚悟が必要です。)

(ワタシとしては、センセ方が信念をもって反対なさることは民主主義の真骨頂でありますから、大歓迎であります。互いに考えを戦わせることこそ政治プロセスですから、新体制の門出に暗雲たれ込める現状に何となくの不安を感じる一方で、政治的にあ激アツな展開を期待する、不安と期待で胸を膨らませる転校生みたいな心境になったのです。)

 

2.総務委員会での模様

本件を所管する総務委員会での審議においても、さまざまな見地から本件が議論されました。恐ろしいほどに単純化するとですよ、本件の検討プロセスや、そのメリットデメリット等について詳細な質問がセンセ方からなされ、それに対してお役所の事務方から丁寧にご説明されるということで、この部分の議論についてはワタシふむふむといって聞いておりました。

ただ、柏清風のセンセは、どうも本件が拙速に進められており、市民に混乱が生じるのではないかとの懸念を念頭に、やや批判的なご主張を展開されています。一年後にしてはどうかーとの匂わせもありました。

(委員会の議論を聞ききながら、柏清風のセンセがそういうスタンスを取ること自体は想定の範囲内でした。ただ、ワタシは想定外に強い不満を感じました。というのもですね、この期に及んでもまだ、センセ方が本件にご懸念示される具体的な状況が見えてこないのですよ。抽象的に、混乱が生じる可能性がある、みたいなことを繰り返すばかりです。本件を可決すると、具体的にどのような問題が生じる懸念があり、その問題による影響がどの程度重大なのかについてのご説明が皆無なのです。)

(先に申し上げたように、本件に反対されることは、相応の政治リスクを伴うことであり、具体的根拠に乏しいままに反対なさることは天に向かって唾を吐くが如しなのですが、わかっているのでしょうか。もしわかっていないということだとすると、柏清風のセンセ方は、余程呑気なのか、それとも柏市民をなめているかのいずれかだと思いますがいかがでしょうか。ですからワタシは不満を感じたのです。)

結局、最後まで批判になっているのかなっていないのかよくわからない抽象的な議論のまま、採決を迎えます。で、この採決結果が、全員賛成で可決と。

(議論からうける印象と、態度表明が違うんだが)

すると、さらに想定外の事態が発生します。柏清風の村越センセから本件について附帯決議を行いたい、との申し出があり、その案文が関係者に配付されます。

附帯決議の本文を引用します。

本 議 案 に お け る 組 織 改 編 は , 大 幅 な 改 編 に も 関 わ ら ず , 準備期間及び周知期間が短く ,施行された場合,窓口業務等で市民や関係者の混乱を招く恐れがある。加えて,頻繁に所管部 署 が 変 更 さ れ る 業 務 も あ り , 業 務 の 停 滞 も 懸 念 さ れ る 。よ っ て , 市 に お い て は , 下 記 の 事 項 を 速 や か に 取 り 組 ま れる よ う 強 く 要 望 す る 。

本 条 例 の 施 行 に 当 た っ て は , あ ら ゆ る 手 段 を 講 じ , 市 民 や職 員 の 混 乱 を 招 か な い よ う 努 め る こ と

引用終わり

 

そんで、この附帯決議にかんする議論(というか各センセの賛否表明)をごく簡単にして、附帯決議を付すことは賛成多数で可決。反対されたセンセもいらっしゃいますが、ここは多数決。

 

(何度も何度もこの附帯決議をポジティブに解釈しようとしているんですが、どうしてもできないんです。)

(まず附帯決議とは何かってことなんですが、柏市議会の条例などを見ても出てこないので、法令用語としては定義されていないのでしょうか。ウィキペディアを見ると「附帯決議(ふたいけつぎ)とは、国会の衆議院及び参議院の委員会が法律案を可決する際に、当該委員会の意思を表明するものとして行う決議のこと。また地方議会においても委員会で議案を可決する際に、同じく附帯決議がなされることがある」とあります。)

(国会審議ではよく見ますよね。現状の議席状況では、ある法律案が議会に提出された時点で、余程のことがない限り与党の賛成多数で可決されます。何もなければ予定調和のうちに議論が進み、原案が可決されてしまう訳です。それでは野党は何してんだってことになるので、当初の問題意識のもとで議論を尽くし、原案に足りない事柄や、原案をより良くする観点から、原案を補足する事柄をあわせて決議する、附帯決議を野党として要求するって訳です。ただこの附帯決議、法的な拘束力はないので、パフォーマンスに過ぎないとの批判にもよくあいます。ワタシとしては、附帯決議は、原案には欠けている問題意識等を補うことができること、野党としての見方をきちんと残る形にすることができる点で、全く意味がないものとは思いません。現実的な政治ツールの1つではないでしょうか)

(こうしたワタシの理解ですので、柏市議会の市役所再編の条例案に関する附帯決議には強烈な違和感を持つのです。違和感のもとは、①最大会派の柏清風が提案していること、②附帯決議の中身がカラッポなことです。)

(①について、いや、附帯決議なんかしなくたってですね、最大会派の柏清風さんですから、その気になれば反対できる訳です。原案の理念はわかる、ただ心配事があるということであれば、その心配事を解消できる修正案を提示すれば良いのです。それがですよ、原案ママに賛成しておいて、附帯決議を付すなど、最大会派がやることなのでしょうか。一万歩譲ってそれはいいとしてもですよ、②ですが、その附帯決議の中身がスッカラカンじゃあ、やっぱり意味ないですよね。「混乱を招く恐れ」とか「業務の停滞も懸念される」とか可能性の話だけに基づいて、「あらゆる手段を講じ、市民や職員の混乱を招かないよう努めること」を市に求めると。いや、ほんと書いてるだけで頭にくるほど中身がない。)

(いちいち反論すると、「混乱を招く恐れ」とか「業務の停滞も懸念される」とか、具体的にどういうことなのかきちんと根拠を持ってお話しくださらないと、「それはあなたたちの主観でしょう」って反論されて終わりなんですよ。「可能性の話をしているんだ」ということであれば、ありとあらゆる政策につきものなので、わざわざ本件だけ附帯決議を付す理由になりません。つまりまず要請の背景が意味不明。)

(加えて、要請部分、あらゆる手段を講じ混乱を招かないよう努めることって、まじ当たり前のこと言ってどうすんですか。混乱を生じないよう努めるのがお役人さんのお仕事、それで給料もらってるんです。それでも新しいことをすればすべて完璧って訳にはいかないかもしれませんし、そういうときのリカバリーも含めて懸命にやること、これは公務員の使命です。というか公務員でなくても施策に万全を期すなど当たり前田のクラッカーです。それを改めてこんな大げさにいうなど、笑止!!)

(最後に、細かいこと言いますが、この要請の名宛人は「市」となっている一方で、要請では「市民や職員の混乱を生じないこと」ってなっています。「市」って言うとですよ、市長、副市長、市役所職員からなる「柏市」をイメージする訳で、そこには当然職員も含まれるわけです(というか市長も広義には柏市職員です)。するとですよ、柏市職員に対して柏市職員に混乱が生じないよう求めるって、意味不明な要請だと思わないのでしょうか。)

(どうしてこういうことになるかを想像するとですよ、例えば、柏清風のセンセがある柏市職員にヒアリングしたときに当該職員が困惑した様子であったことがあったとして、そういう特定の職員をイメージして「職員」という用語を用いているのかもしれません。そういう困惑している「職員」に対して、本件を進めている市長とか少数の幹部を「市」と表現している、そういうことかもしれません。だとしたら、そうきっちりかき分ければいいかっていうとまた別の問題が色々ある訳ですが)

(少なくとも、この附帯決議は日本語としても意味不明、未熟ってことが、ワタシの申し上げたいことです)

 

3.委員長報告、議案可決

総務委員会で附帯決議が可決されましたから、これは当然にそういう附帯決議が可決されたことを本会議に報告します。するとこれに対して、松本センセや末永センセがご質問。

松本センセからは、そもそも柏市の組織再編は、外ならぬ柏市が検討のうえ提案しているのであるから、基本的には尊重すべきことであるはずなのに、こうした附帯決議を付すことはどういうことなのか、とご質問。

(まったくもっておっしゃるとおり)

また、末永センセは、そうとうご立腹で、この附帯決議は柏市議会の恥であるからして取り下げるよう迫っておりました。また末永センセがお話の最中、他のセンセからヤジが飛んだのですが、これに対して、末永センセ、意見があるんだったら正式に発言しろ!と叱責。すると委員長が「質問を続けてください」と末永センセを制しようとしますが、これに対して末永センセ「議長、きちんと注意しろ!」と凄むと、議長は「はい」と二つ返事。

(このシーンは誠に見ごたえありました)

だいぶ面白い部分を端折ってますが、結果的には、本件は可決されました。

(松本センセと末永センセが仰ってることはよくわかりました。ぜひ、録画をご覧いただきたい。。)

 

さて、長くなりましたのでまとめるとですね、この附帯決議をめぐってワタシが感じたことを箇条書き。あくまでワタシの主観ですよ!

・柏清風のセンセ方は、どうも太田市長の新体制が気に入らないご様子

・かといって、政策に説得力あるかたちで批判を行う意欲?気力?能力?なし。

・最大会派にもかかわらず意味不明な附帯決議を提案するという迷走ぶり

・一連の行動は、柏市清風のセンセ方が呑気、または、市民を軽んじている可能性

 

てなわけで、今回、少なくとも本件については柏清風に猛反省を促したいのですが。いかがでしょうか。

 

とにもかくにも、定例会に携わった皆様、お疲れさまでした。

ワタシは引き続き、そこそこ柏市政、議会を見守ってまいります。

 

ではノシ

R4①柏清風・円谷センセ(多目的アリーナ・柏市組織改編)

柏清風、円谷センセの一般質問。

これまでの議会ウォッチを通じてだいぶ柏清風の芸風が想像できるようになってきました。それと同時に、太田新市長の新年度の船出に少し暗雲が出てきた印象を持ちました。


①多目的アリーナ

センセの第1問、スポーツ文化の拠点となる多目的アリーナの建設は総合計画に掲げられたスポーツを愛する街の実現の達成に不可欠ですと。これまでの答弁では、公共が担うべき施設との認識が示されているが、その認識に変わりはないかとご質問。

(ふむふむ。アリーナ早く作って欲しいんだけどどうなってんのかと)

 

これに対して、企画部長、柏市ではスポーツ活動が盛んに取り組まれていて、本市の魅力や強みになっていると、近年は、アフターコロナの社会や、人口減の社会を想像するとき、スポーツを梃にしたまちづくりの取組の様々な工夫が必要になっていくと。こうした取組の意義については理解しており、アリーナの建設についても選択肢の1つにはなりうると。しかし、今後の公共施設の更新等の支出を考えると、アリーナ建設の効果などについて関係者と議論をしていく必要があるとご答弁。

(アリーナ作るのはおカネかかりますよセンセ、コロナで色々価値観も変化してますし、人口も減少してるんで、アリーナ儲かりますかね?もうちょっとよく考える必要がありませんかねと)

 

これを受けてセンセ、スポーツへの関心が高まる中でアリーナの必要性についてはずっと主張していますと、確かに、社会的な情勢の変化とか、また多額の費用がかかるというところもあって、様々懸念があることは理解していると。ただ、スポーツをやる人にとっては、そういうこと関係なしに、アリーナは間違いなくあったほうがいいということを忘れないでいただきたいと。

(企画部長、あなたの言っていることはわかる。だけど、スポーツをしている人は、市のお財布事情など気にはしていないのだから、あなたの説明は説明にならないのだと)

 

さらにセンセ、先般、南船橋にアリーナができましたが、ご存じですかと。柏市として見習うべき、民間と協力して施設を作る好事例なので、研究してください、として終了。



(さてさて、このやり取りを聞くとですね、柏清風という会派の芸風はいったいどういうことなのかしら、って感じを持ったのです。ワタシの主観では、柏清風さん、どちらかというと、財政出動には抑制的なスタンスな印象を持っていたのですが、一方で、同じ会派の円谷センセはアリーナを作れと。いや、これもめちゃくちゃお金かかりますよねと言ったら、そんなんスポーツしてる人は知らんと。)

 

(円谷センセのロジックはですね、例えば市立柏病院の建て替えにも当てはまるんですが。生命や健康を危機にさらされている人のほうが、よほど市の財政なんてどうでもいいと思ってるはずですよ。)

 

(あと、南船橋のアリーナについて触れていましたね。ワタシそのアリーナの存在も、そのアリーナに船橋がどれほど支出をしたのかも存じ上げませんが、船橋市の将来負担比率は知っております。令和2年度決算ベースで24.3%です。それだけ、将来のために借金をしているということです。まず、船橋市を見習ってアリーナを建てよということであれば、こうした船橋市の財政運営についても見習うべきということになりゃあせんのですか。それはならぬ、ということであれば、船橋を研究させるのはあまりに我田引水的ギロンですし、市役所の職員の残業が増えますためご勘弁ください)

 

 

柏市組織改編

センセの第1問、先の柏清風の代表質問で組織改編にかかる市長の思いは伝わりましたと。課題認識はわかるが、市役所の組織としての機能のためには、「職員、一人、一人が組織の全体像を把握し、各部署の役割を十分に理解することが必要だと考えます」(!!!)。その点を考慮すると、今回の大規模な組織改編は、いささか準備期間が不足しているのではないかと懸念致しますが、市役所全体に市長の考え、思いが浸透しているとお考えでしょうかと。

 

(えーと、古今東西、センセのおっしゃるような、すべての構成員が所属組織の全体像と各部署の役割を十分に理解している組織が存在したことがあるのでしょうか、と思ってしまいました。そんな組織があれば、マネジメント業の大部分が不要になってしまいませんか。不勉強なのでぜひ具体例をご教示賜りたいですな)

 

で、この問いに対しては副市長から、詳細は代表質問の古川センセへの市長答弁と重複しますが、本件は、時間的余裕がない中ではあったが関係部署とは十分協議を重ね、その意義と課題の共有は達成できたと。なお、市役所全体に市長の考え、思いが浸透しているかについて、今回の組織改編で危機管理部と広報部を新たに設置することで、今後、危機管理体制の強化、情報発信の強化を図っていくことの強いメッセージになるので、関係部署に止まらず浸透が進むと考えていると。

 

これを受けて、センセ、組織改編そのものを否定しようという事では全くないと。

(じゃあよいではないか、と思うんですよね。その後色々、現場で混乱が生じている風なエピソードをご披露されていますが、説得的でないので省略)。

一気に変わるのではなくて十分な準備期間をとったり、段階的に変えていくっていうことも必要だったのではないかと思うが市長いかがでしょうかと更問。

 

更問に対して市長、今回の組織再編の目的は、危機管理の創設と、皆さんに必要な情報がすぐに伝わるよう市長の参謀部を兼ねた広報部の創設であると。議員がご指摘のとおり、地域づくり推進部がなくなるので、これによる弊害は最小限にしていきますとご答弁。

 

センセ、これは条例案であるので施行の日には準備万端にしておいて意図したとおりにその日に機能しなきゃいけないものだと私は思います。恐らく他の議員もそう考えていると思います。

(これも、センセ理想論だと思いますが、これまでセンセが賛成した条例案のうち現場のフォローで回った条例案はないのでしょうか。もしそうした事例があるにもかかわらず、こうしたことを仰るのはフェアでないように感じますが。他の議員云々についても、、、、これ以上何も申し上げますまい)

 

センセ、繰り返しなるが、本件の中身に関してではなくて、プロセス上ですね、市民が混乱しないように組織が混乱しないように、そして配慮がちょっと足りないんじゃないかという懸念があると。

(!!!!!ようは、適正なプロセスが踏まれていないから気に入らねーんだと)



センセ、柏市は全国有数のスポーツ資源を持っている自治体だと。それをどのように生かして行くのかということに関しても、今回の組織改編で所掌部署が変わることがあると。部署を効率化している面もあるが、非効率になっている面もあるとご主張。

 

これに対して企画部長が色々仰ってますが、センセがご指摘、ご懸念を示されたホームタウン事業とか、スポーツ関係の行政?の事業の所掌部署が変わると(ホームタウン事業は地域づくり推進部→企画部、スポーツ関係は地域づくり推進部→市民生活部ってことだと理解しました)。しかし例えばホームタウン事業というのは平成10年に始まったもので、だいぶ陳腐化してますんで、所掌変えて色々新しいことを検討していきますよという趣旨のご答弁。

 

で、センセ、このホームタウン事業があったから、今の柏市があるんだという趣旨をご説明されたうえで、企画部でホームタウン事業を所掌し、市民生活部で市民のスポーツを所掌することの効率性に疑問を感じていると。この部分に関してビジョンが見えてこないので、組織図なりが出来上がった段階で一度相談が欲しかったようなことを仰ってます。

(要はですね、俺んとこに話とおしてないから反対、ってことです。まあ相談しても反対するんでしょうが)

 

「ええ、これらのことがございまして、まあ正直な話えーわたくしは、このええ議案第一号と納得がいきません」。ということで終了。

 

(柏清風は代表質問でも、本件にかなり懐疑的なスタンスがうかがわれました。柏市の最大会派が本件に賛成するのか、反対するのか、注目せざるを得ません)

 

(これが、公明も反対に回るとすると、もしかすると廃案になっちゃいます?そうすると太田市長行政の船出はかなり痛手を追いますね)

 

(んー、しかし、この件について反対票を投じるとしたら、そのセンセの見識を問わざるを得ないと思うほどに、この件は別に違和感を感じない案件なのですよね。むしろよく今までこれほど非効率な組織体制を容認してきたなと思う程です。円谷センセも仰ってますよね。本件の意義については理解できると。要は柏市として最大会派たる柏清風へのリスペクト<根回し>が不十分であると。)

 

(しかし、ここはスピードが問われる地方行政の場なので、基本的には政策の中身を第一に考えて、是々非々の姿勢でお願いしたいものです。会派としても)

 

でわノシ

R4①無所属•末永センセ(市立柏病院建替え、地域医療体制)

末永センセの一般質問。市立柏病院の建て替えと地域医療体制のおはなし。

ー 本当は、ふるさと協議会についても取り上げたかったのですが、執筆時間の関係でギブ アップ。


センセの第1問、市立柏病院の現地建て替えを進めるにあたり、隣接地の旧最終処分場跡地の活用についてどう考えているのかとご質問。


これに対して、柏市保健福祉部理事、市立柏病院の現地建て替えを表明したが。病院の敷地は瓢箪みたいな形をしていて空き地が少ないため、病院を運営しながらの建て替えに課題がありますと。

(この辺は他のセンセにも同じ感じで回答しております。)


そんで、市立柏病院の隣接地に最終処分場跡地があって、病院の建替えにおける一時的な活用を関係部署と協議していますと。この跡地、施設の建設用地としては適切ではないんだけど、工事車両の駐車スペースや資材置き場などに活用できるかもしれませんと。今後、関係部署と情報を共有しながらよりよい方策を検討していきますとご答弁。


センセ、市立柏病院が果たしている役割、意義の大きさを強調された上で、現状の市立柏病院の動線が非常にわかりづらい、長い、不便であるようなことをご指摘。新しく建て替えるときは、工夫してくださいよとご発言。


保健福祉部理事、センセご指摘の点も踏まえていい病院を作っていきますとご回答。


センセ、加えて、医療機器の共同利用など、地域として一体的な医療体制を整備する必要性をご指摘。また、研修会や会議もできる施設を備えた、地域医療の中心的な存在としての役割を果たすのに十分な施設にして欲しい主旨を説かれております。その際、医師会や地域の医師の方々とよく意見交換をして、30年、40年先の柏の医療を考えて建て替えて欲しいと。


これに対して保健福祉部理事、医療機器の共同利用点については、今現在も、地元のクリニックなどから依頼を受けて一部対応しておりますと。今後、病院スタッフ等の意見を聞きながら計画を作っていきたいと考えているが、建設費も医療機器も高額なので、費用とのバランスを考えながら検討していきたいと。


センセ、こういう話になるとすぐ効率、効率と言うんだけれどもと、市民の健康と命を守るための施設なんだから、効率性をあまり考えないでやってくださいよとご要望。二級品の医療機器、設備じゃあ、優秀なお医者さんも来てくれませんよと。ろくすっぽ患者のことを見ずに、検査ばっかさせて荒稼ぎするような病院じゃあダメでしょうと。だからきちんとお金をかけて医療体制を整備してくださいと。


(ワタシ、学生時分、ニ〇イ学館でアルバイトで、3年ほど東京の三次救急病院の救急外来で受付してたんですよ。受付から、カルテの整備、会計までやっておりましたので、ほんの少しですね、医療の現場に想像力がございます。漫画「ブラックジャックによろしく」や「ブラックジャック」も大好きでよく読んでました。)


(そうしたワタシの浅い経験と想像力を働かせて考えたときですね、センセのおっしゃることに総論として賛同すると同時に、ワタシとしてもう少し考えることも出てきたことがございます。)


(まず、総論として賛成と申し上げたのはですね、公立病院ですし、せっかく建て替えるのであれば、まずは効率性とか費用というのは一度脇において、理想像をベースに計画を立てて欲しいということですな。もしどうしてもっていうのであれば、そこから引き算の発想でコストを抑制してほしいんですよ。総予算ありきで検討するとすると、もう現場の声なんか聞くだけ意味ないってことになりはせんかと、そう思う訳です。)


(一方で、他のセンセの議論のなかにもあったように思うのですが、病院を新しくすると、患者さんが増える。いい病院であればいい病院であるほど患者さんが増えると思うのですね。そうすると、何が起きるかというと、現場がめちゃめちゃ忙しくなると。)


(こう書くと、いい病院に患者さんが集まるのは当然だし、そうあるべきじゃないかってこともあるんですが、それだと現場が疲弊して、結局提供する医療サービスのクオリティが落ちますと。だから、一次から三次の医療提供体制が整備されたと。まあ単なる風邪であればその辺のクリニックに行ってくださいよと。)


(ただ、立派で評判のいい病院だと、こういう役割分担はそっちのけで患者さんがやってくるんですよね。ここの病院がいいんだ!と言って。もちろん病院側も、クリニックの紹介状がない患者の初診料には追加料金をとったりして対策するんですが、これを払ってでも、って患者さんは少なくない。病院としては、人命に関わり得るお話ですから、患者さんの希望を断ることはそれ相応の理由がない限り無理なんですよね。実際、ワタシが働いているときの感覚では、100人救急外来の窓口にやってきたら、95人は大事ではない患者さんで、5人は緊急手術になったり結構大変な患者さん。で、この5人が一見元気そうに見えたりするんですよ)


(何が言いたいかというと、提供される医療サービスのクオリティを維持するためには、施設・医療機器などのハードはもちろん大事、それを駆使するお医者、看護師さん、その他スタッフの能力も大事。それに加えて、こうした関係者さんが高いパフォーマンスで働き続けられるよう、地域全体としての医療体制の構築が重要であると。そういうソフト面での整備が何より大事であると、まさにセンセがご指摘するとおりだと思います。)


(そうするとですよ、柏市においてこうした医療体制の議論って今どうなっていて、今後どうなっていくのかしら、とお勉強しないといけないなあと思ったわけです。)

 

(最後に気になったのは、北村センセへの答弁では、コンサルに相談しながらーって答弁されてたんですけど、末永センセへの答弁ではお医者さんと良く話しますーって答弁してて、これは両立するってことでいいんですよね!?お願いしますよ!!)

 

ではノシ

R4①無所属・北村センセ(校庭の芝生化要望)

北村センセの一般質問を取り上げます。

 

前回の定例会に引き続き、広報かしわの全戸配付を求めておられますが、ワタシはこれには反対ですし、市の回答ぶりも、まあ塩対応な感じなので、スルーしまして、

 

今回は、学校校庭の芝生化についてご要望されていますので取り上げます。

 

第一問で、本件についてセンセ様々思いを述べられているわけですが、要するにですね、っ街に芝生に覆われた広場があると、スポーツをしたり、レクリエーションに使えたり、市民の憩いの場になりますよねと。さらに避難場所にもなるじゃないと。住民にとって素晴らしいことが多いので、例えば、学校校庭の芝生化を要望したいんだけど、そのメリット、デメリットを教えてくださいと。

 

これに対して柏市役所、オープンスペースの芝生化には先生ご指摘のとおり様々効果がありますねと。先生ご指摘の効果以外にも、例えばヒートアイランド現象の緩和だったり、都市環境の改善効果特大ですと。一方で、デメリットとしては、芝のメンテナンスに手間かかりますし、養生期間は使えなくなってしまいますと。メンテナンスを誰がするのかとか、費用もかかっちゃうので、この辺が課題ですと。

 

これを受けてセンセ、また芝生化の思いを様々述べられていらっしゃいますが(そこはスルーして)、学校の校庭って住民が利用するのに何か制限あるのでしょうかと更問。

 

これに対して、学校教育部理事、柏市の学校は、学校解放事業ということで、市民が利用できますと。

(そうそう、外からやってきたワタシはこれに結構驚いたのですよ。ワタシがチビの頃はどこの自治体でも解放してたと思うのですが、最近は、小学校の校庭とか防犯などの観点から使えなくしている自治体多いですよね。柏市は校庭を解放しているということで、子どもとボール遊びするのに大変ありがたく思っています。)

 

そのうえで、センセ、校庭の広さにもよると思うけど、芝生化するとどれくらいのコストがかかりますかとご質問。

 

これに対して学校教育部理事、コストについて資料の持ち合わせがないけれど、柏の葉小学校の検討段階で、校庭前面芝生を検討したんだけど、芝生養生のために校庭が使えなくなる期間があると困ってしまうということと、とにかく維持管理に手間がかかるので、その担い手が必要になることなどの課題から、最終的に芝生はトラックの外側の一部にとどまった趣旨をご説明。

 

これを受けてセンセ、様々難しい課題があるのはわかりますと、だからここで要望してもすぐに導入できるもんでないということもわかってますと(えwwww)。とはいえ、日々頑張っている市民に、実感できる形での政策実施が必要ですというような思いを述べた上で、市長に見解を求めます。

 

市長はこれに対して、先生の思いはわかるところもありますと、将来につながるよう検討していきたいとおっしゃって本件終了です。

 

(校庭の全面芝生化は確かに実現できりゃあ素晴らしいですが、これを天然芝でやることを要望されているとすると、それは、「学校の蛇口からジュースが出るようにする」くらいに無理筋な話のような気がします。きれいな天然芝の維持がいかに大変か、ということは、サッカーとかラグビーとか野球とか経験がある皆さんはわかると思います。小学校なんかで芝いれたら、自然体で使ってもすぐぼこぼこになっちゃいますし、下手したら悪戯で芝むしられちゃいますしね。色々なコストがかかってしょうがない)

 

(一方で、人工芝であれば、こういう心配は必要ないなーと思いましたが、その場合にはやっぱ初期コストが何倍にもなりますからね。。。ワタシが以前住んでいた新宿区の学校は区立でも人工芝?っぽい校庭だったように思います。まあ校庭がめちゃめちゃ狭いのでできることなのかもしれません。)

 

(いずれにせよ、実現できれば素晴らしいことなのかもしれませんが、センセには、メリットデメリットを踏まえた上で、現実的な実現手法をご提案いただき、議会でたたかわせて欲しいですな。)

ではノシ

R4①無所属・内田センセ(柏市第5次総合計画変更の必要性について)

内田センセの一般質問です。

 

子ども食堂であったり、柏駅西口再開発など、様々ご質問ですが、今回は、柏市第5次総合計画について。

 

センセの第1問、第5次総合計画について、市長が変わったのだから、変更するべきではないでしょうか、また、同計画の後期基本計画経営政略戦略方針は変更しないのでしょうか?とご質問。

(きわめてシンプルなご質問。柏清風の代表質問、古川センセも同じことを聞いていました)

 

これに対して、太田市長、現在の第5次総合計画基本構想および後期基本計画にあたる柏市経営戦略方針は、市議会、市民とのワークショップ、総合計画審議会での議論など、様々な意見やプロセスを踏まえたうえで作成された計画であると。

(要は、めっちゃ大変な思いして作ったもんですと)

第五次総合計画基本構想において、今後10年を見据えた柏市の重点課題として、少子高齢化による社会や財政への影響、社会の多様化のなかで、柏市の街の魅力や求心力が低下しているという課題認識は、自分の考え方と共通していますと。

 

第五次総合計画の前期基本計画では、計画期間の5年間において特に重点的に実施する事業等を計画の策定時に位置づけていたけど、昨年度策定した後期基本計画は、具体的な事業等を位置づけず、今後の行政運営において必要とされる視点や思考のあり方などに特化した内容となっていると。

(まあ、抽象的なことしか書いてないから、やりたい政策をできないってことはないんじゃないかってことですかね。)

このようなことから、第五次総合計画基本構想および同計画後期基本計画について改定や変更することは現時点で考えてないが、具体的な各年度の取り組みとして、特に重点的に実施して行く政策については、新たに。行財政運営方針を取りまとめたいと。

(ふむふむ。行財政運営方針は要チェックですね。)

これを受けて、内田センセの第2問、第五次総合計画について市長は変更する考えはないとのことだが、市長が交代して政策が大きく変化したので、選挙公約を行政の長として具現化して行くためには、この基本構想や計画に書き込んでいく必要があると思いますと。そういう意味から、計画の変更や改定が必要ではないですかと、再度ご質問。

 

これに対して、市長、行財政運営方針を策定して行く予定なので、そちらの方にで具現化して行きたいと考えていますと、ご答弁。

 

(最初ですね、この答弁聞いたとき、ワタシは太田市長のお答えにそんなに違和感なかったのですよ。確かに、すごい大変な計画なので、新たに作るのも変えるのも、相当大変なのだろうと。職員の皆さんお忙しいですし、とてもそんな余力ないだろうということも推察いたします。何より、市長の政策は現行の計画のもとでも遂行可能なのだと。なるほどなるほど、それならいいじゃないかと最初は思いました)

 

(時間をおいて、改めて考えたときに、違和感というか、ちょっとモヤっとしたことが浮かびあがりまして。)

 

(1点目に、まずそもそも、市長が変わって、政策も大きく変わったと市議会で盛んに言われている訳です。それだけ実態が変わっていながら、その根本にあるべき計画を変える必要がないということであれば、そもそもその計画って意味あるの?ってことなんですよ。そうすると、①前市長の体制がよほど酷くて計画をまともに実行していなかった、もしくは、②大変なコストをかけて作った計画だったけど穴だらけで実はあまり意味ない ってことになりはしませんかね、と思ったりしてしまうんですけど、考えすぎでしょうか。)

 

(2点目に、もし現行の計画を変えずに、新たに行財政運営方針を作りますから、政策はそこに盛り込むことができるということだとすると、その行財政運営方針に書かれていないことは、前市長の方針をある程度引き継ぐってことなんですかね?そうだとすると、また少し懸念がありまして。ワタシ、前市長の体制の影響かどうか知らんですけど、気にかかっている柏市行政の体質があるんですが、、、、

①当事者意識が欠如している(コンサル、民間事業者依存)ように見える行財政運営

柏市職員さんのモチベーション、働きやすさ、繁忙度

 

①と②について、ワタシの考えはまた別途記事にしたいのですが、①と②を改善するのに基本計画は邪魔にならないですかね。行政運営における効率性の追求!とか前面に出てると、なかなか取り組みにくいところだったりするので。。)

 

(なお、第5次基本計画の策定も、たぶん外部のコンサルに発注してるんですよね。。。まあ、このへんはまたの機会)

 

ではノシ

R4①柏清風・桜田センセ(千葉北西連絡道路、公設市場など)

桜田センセのご質問です。

えーと、はじめに、ちょっとワタシの思いを書かせていただきます。

ワタシ個人的に、千葉北西連絡道路の取り組み推進は極めて重要な取り組みだと思いますし、それ以外にも、柏市内の渋滞緩和に向けて、柏市としてもっともっと取組みを進めてもらいたいと思っているんです。それは、柏市がよりよい街になるための大きな課題の1つが交通事情の悪さにあると考えているからです(ま、ワタシ車持ってないんですがwwwなぜそのように考えるかは、桜田センセのご質問に対する市の答弁の通りなので後ほど)。

なのでですね、桜田センセのパパさんには、国政でご活躍だった頃にもっと精力的に本件に取り組んでいただきたかったですし(ワタシが取り組みを存じ上げないだけの可能性がありますか、そうですか)、息子の桜田センセにも、市議会議員の立場として、本件が前に進むよう頑張っていただきたいと強く思っています。

そうしたワタシの思いが強すぎて、桜田センセの質問に期待が先行しすぎてしまったところがありまして。。。。ちょっと思い描いていたものと違う質疑の仕上がりに、ワタシとしては不完全燃焼。。。前置きが長くなりました。

 

第1問、千葉北西部の渋滞解消、防災、減災、経済活性化に資する千葉北西連絡道路は、昨年8月30日に第二回目の検討会が開催され、現在、国土交通省を中心に基本方針の策定に向けた検討が進められていると。

(ですです)

令和4年1月24日には、例えば、太田市長が国土交通省に訪問され早期の第三回目の検討会開催に向けた要望を行なったと。活動の内容は、全国紙地方紙でも写真付きで報道されて大きな反響を呼んでいるとな。

桜田パパさんと一緒に行ったやつですね。)

そこで、千葉北星連絡道路の早期実現に向けて、今後どのような取り組みを進めていくのか、市長のご意見お聞かせてくださいと。

(この時点で、興味ありますわーてな感じです。)

(で、その後、別の論点をご質問なのですが、)

今回の定例会に提案されている来年度予算案において、公設市場併設の「道の駅」検討業務として約2000万円が計上されております。道の駅については道路アクセスが非常に重要であります。道路アクセスとしてはどのように考えているのか、市の見解を示してください。

(この時点でですね、ワタシは柏公設市場にしても、それに併設する道の駅を建てるにしても、16号の渋滞が課題になるでしょうと、だからもっと16号渋滞解消に向けた取組をどげんかせんといかん、みたいなストーリーを想像してしまったのです。さらにですよ、)

令和元年第三回定例会に質問した際は、救急搬送人員は年間約19,000人となっており。119番通報してから救急車が現場に到着するまでの時間は全国平均8.5分に対し、柏市は9.1分と、0.6分遅くなっていると、救急出動の件数や救急搬送人員の現状と119番通報してから救急車が現場に到着するまでの時間は、現在はどのようになっているかとご質問。

(偏見いっぱいのワタシ、桜田センセたら、まさか渋滞が消防救急にも悪影響を及ぼしているということをご指摘なさるのかしらと、胸が躍りました。)

 

これに対する市長答弁、まず、千葉北西連絡道路推進の取り組みについて、

・国道1号から20号までの全国の直轄国道において、国道16号の渋滞、損失時間は千葉市内がワースト1位、柏市の呼塚交差点から大井交差点の区間がワースト2位となっている。

・このため、国道16号の交通渋滞を避けようと多くの車両が。市内の幹線道路だけではなく、一部の生活道路までの迂回路として流入しており、市内の交通渋滞や歩行者の安全に影響を及ぼしている。

(こういうことを考えるとですね、もはや柏市の渋滞の問題は車の所有者に限った問題とはないということでして、ですのでチャリンコを愛するワタシにとっても重要関心事なのですよ。)

・千葉北西連絡道路は、国道16号の渋滞緩和を始め、防災面や物流などの経済面もふくめ、多岐にわたる効果が期待されており、柏市においても市民の皆様の快適な移動を確保するために重要な道路と認識

・国や千葉県において、千葉北西部の自立的な発展や地域間の連携を支える高規格道路として位置づけ、整備の推進に向かっている。市長就任後、国土交通省に行って、市内の交通状況からこの道路の必要性を伝え、道路計画の基本方針の策定に向けた第三回千葉北西連絡道路検討会の早期開催を要望してきた

・千葉北西連絡道路の事業化には、基本方針の策定から計画段階評価、都市計画決定、環境影響評価といった手続きが必要となる。それぞれの手続きの期間短縮を目指し、今後も県および沿線市で連携しながら事業実施に向け、積極的に取り組んでいく。

(まあ、数年でどうにかなる話ではないですよねえ・・)

 

公設市場については、産業部長が、センセご指摘のとおり、国道16号線から道の駅となる敷地内までのアクセスはとても重要な課題と考えている趣旨をご答弁。

また、救急搬送については、消防局長から、令和3年以降は救急搬送の時間がさらに伸びていて119番通報から現場に到着するまでの時間が平均約十分となっていることをご答弁。

 

(第一問でファクトはそろった。。桜田センセ、これらを総合するかたちでの第2問、渋滞解消のための問題意識の高まりを促すための第2問を、おねげーします!!!とワクワクしていた訳です)

 

センセ第2問、「土木部長に、お伺いいたします。千葉北西連絡道路についてですが。今後の基本方針の策定に向けては、地元住民の更なる認知度の向上と機運の醸成が必要となります。市長の方針としても、広報活動の強化を掲げておりますが。本件についてはどのような情報発信を進めていくのか、お考えをお聞かせください。」

(ちがああああああああああああああああああう!!)

 

土木部長「千葉北西連絡道路につきましては、令和2年度におきましてもシンポジウムとかですね、パネル展のようなものを通じて多くの人に参加して頂きました。これからもシンポジウムとパネル展が中心になると思いますが、前回のシンポジウムでは16号の現状とか、必要性のような物でしたので、次のシンポジウムはもう一段階進んだ、シンポジウムにしてですね、あの地元の機運の高まりとかですね、熱意を、国の方へ伝えていきたいと思っております以上でございます」

(熱意て!!!!なんそれ!!!)

 

センセ第3問「同じく土木部長に、お伺いいたします。千葉北星連絡道路整備促進の要望活動にかかる負担金114,000円の内訳をおさせてください。」

(そんなん聞いてどうすんですかーーーーーー)

 

土木部長「会費と要望書の制作費がメインになります」

 

ともう、ワタシの想像が膨らみすぎて第2問以降、ドリフターズみたくズッコケる心境でした。

 

ざんねんでした。ではノシ